YZF-R6の系譜

YZF-R6(13S後期/1JS/2CX) -since 2010-

2010R6

2010年モデルからとなる13S、1JS(2011~)、2CX(2014~)

型式がたくさんあるのはカラーコードが尽きたから(1SJで例えると1SJ1~1SJWまで)で13S~2CXまでの間で目立った変更はありません。※ECUのアップデートやリレーなどの年次改良が2011年モデルの1JSから入っています。

2016R6

基本的な構造はそのままですが、エアクリーナーの変更とマフラーのロング化で馬力を5馬力落とした代わりにパワーバンドを更に拡大。

ただ非常に残念なことにこのモデルは最初の一年だけ(13S後期だけ)で2011年モデルからは正規(プレスト扱い)で入ってこず。これは国産SSとしては初。理由としては騒音規制に対応できなくなったから。マフラーを伸ばして近接騒音対策したけどそれでも日本では無理だったんだろうね。

プレストYZF-R6

なんか2011年から今までザルだった逆輸入の規制(並行輸入自動車審査制度)が厳しくなったとのこと。確かに(言い忘れてたけど)2C0以降は純正マフラーとは思えないほど良い排気音をさせてましたもんね。

しかし国内で生産されているにも関わらず国内では買えないとは何とも悲しい話。

YZF-R6WGP50th

当然ながらこのWGP50周年モデル(2012年モデル)もヤマハ60周年のイエローストロボ(2016年モデル)も指を加えて見ている事しかできなかった・・・唯一正規で買えたのは保安部品が外されたレースベース車だけっていう。

YZF-R6ヤマハ60周年モデル

ちょっと気になって某バイク販売サイトを覗いてみたら並列輸入車(個人輸入みたいなもの)はチラホラ入ってきてるみたいですね。ゴニョゴニョして通したんだろうけど、メリット&デメリットを知らずに買って失敗する人がいたら可哀想なので少し説明。

プレストが取り扱わない事が大きく話題になりましたが何が問題なのかというと、実質的にヤマハの逆輸入部門であるプレストが扱わないということは国内ヤマハのサポートが受けられないという事。つまりパーツ(特に外装など)で思わぬ躓きをしたり、リコールが行われても並列物は受けられなかったりする。

プレストYZF-R6取扱

保証もヤマハ/プレストが2年なのに対し、並列物は基本的にありません。ショップ1年保証と書いてあるところもありましたがヤマハやプレストが取り合わないバイクを何処まで保証するのかショップのさじ加減なのでなんとも。買う時は気をつけてください。

あと驚いたのがフランス仕様が売られていたこと。フランス仕様はEU/UK仕様と違って106馬力となってますのでコレまた気をつけてください。

すごく今更ですが一重に逆輸入といっても仕様地によってパワーは変わってきます。これはR6に限った話ではないのですが基本的に

EU/UK(ユーロ仕様)>US/CA(米やカナダ仕様で同等か少し低い)>>>その他の仕様地

となってます。ちなみにヤマハの逆輸入(プレスト扱い)は2004年モデル以降はほぼUS/CA仕様。

このサイトでは基本的にスペックはフルパワーのEU仕様を載せてるからこの13S後期も「124ps/14500rpm」と書いてるけど日本に正規で入ってきてるCAモデルは「123ps/14000rpm」だったり・・・あんまり変わらないか。

WGP50R6

なんかあんまりR6の話をしてなくてスイマセン。

話を戻すと・・・YZF-R6はこの13S型になった08年にAMA(アメリカの市販車レース)で優勝、さらに翌2009年には遂にWSS(600cc市販車世界レース)で初代の00年以来となる優勝を果たしました。(ライダーはクラッチロー選手#35)。

WSSチャンピオン

その快進撃は止まらず11年、13年も優勝。サーキットに絞ったマシンなので当然といえば当然かもしれませんね。

 

13S型はデザインから見ても分かる通り荷重分布【52.5:47.5】とかなりフロント荷重なバイク。ちなみに同時期のR1は【50:50】です。

2CXR6

これがどういうことか少し大げさに言うと

「とにかく突っ込んでナンボ、フルバンクさせてナンボ、アクセルすぐ開けてナンボ」

という感じ。ポジションやサスペンションの硬さもそうなんだけど、このバイクで眠い走りをしてると、曲がらないし、遅いし、フロント掬われて転ぶ。

 

ただこれがサーキットに通い詰めるようなある程度使える上級者になると評価が逆転するんです。

2010年式YZF-R6

従順なエンジン、突き抜ける吸排気音、寝かし込みや切り返しの圧倒的な軽さ、そしてラインを自由自在に選べる機敏なハンドリング。

だからサーキット好きは勿論のこと、生計を立てているレーサーからも非常に評価が高い。長く手を加えられず販売され続けたのにはこういった理由があるわけです。

だから公道ではあまり見ないR6もサーキットにいくとハイエースからウジャウジャ出てきたりします。

エンジン:水冷4サイクルDOHC4気筒
排気量:599cc
最高出力:124ps/14500rpm
最大トルク:6.7kg-m/10500rpm
車両重量:166kg(乾)

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系譜図

1985FZ600 1985年
FZ600(2AX/2AY)
1989FZR600 1989年
FZR600(3HH/3HE/4HJ)
1994YZF600R 1994年
YZF600R(4WE)
1999YZF-R6 1999年
YZF-R6(5EB)
2001YZF-R6 2001年
YZF-R6(5MT)
2003YZF-R6 2003年
YZF-R6(5SL)
2005YZF-R6 2005年
YZF-R6(5SL後期)
2006YZF-R6 2006年
YZF-R6(2C0)
2008YZF-R6 2008年
YZF-R6(13S)
2010YZF-R6 2010年
YZF-R6(13S後期)
2017YZF-R6 2017年
YZF-R6

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