WR250の系譜

WR250X(3D7)-since 2007-

WR250R

少し遅れてデビューしたモタードモデルのWR250X

ただでさえ高かった値段なのに+3万円で73万円。マシンも値段も優しくない。

しかし流石に73万円(2015年は75万円)もするだけの事はあり、実はここでも拘りポイントがある。

ただ単純にオンロードタイヤを履かせただけじゃない。

「どうせサスのセッティングやスプロケ丁を変えてるとかそんな所だろ」

などと思う事なかれ。そんなのは当たり前。

WR250X

先ず第一にローターやブレーキラインは勿論のこと何とキャリパーまで違う。わざわざ専用で用意する徹底っぷり。

 

そしてXとRではなんとマッピングが全然違う。つまり性格が違う。

何でそこまでしたのかといえば全てはヤマハ第一号に恥じないスーパーモタードを作り上げるため。

意外に思うかもしれませんが国内メーカーで初めてオフロードバイクを生み出し、ずっと力を入れてきたヤマハですが、本格的な市販スーパーモタードは今まで一台もありませんでした。

つまりWR250Xが処女作。拘るのも無理の無い話ですね。

ヤマハWR250X

エンジンとフレームと外装こそ(フォークガードが違うけど)WR250Rと同じですが、これだけの変更点を加えたから別のバイクとも言える。ヤマハもわざわざ製品紹介をRとXで分けてるしね。

これなら+3万円も悪く無いと思える・・・高いけど。

まあその互換性やコストを無視した拘りが更に祟り、RをXに、またはXをRにしようと思ったら20万円以上掛かるのでおいそれとはいきません。

 

 

最後に

WR250R/Xは2007年の登場以来10年弱モデルチェンジもせず黙っています。

(下の写真はコンセプトモデルのWR250SPECIAL)

WR250Xコンセプト

値段が高いうえにオフモタという、どちらかと言えばニッチなカテゴリなので力を入れてアピールするようなこともしてない。

でもその割には意外にもコンスタントに(年間1000台前後)売れてます。

 

開発者の方がインタビューで

「10人中10人が褒めてくれる様な作りはしなかった。10人中3人が最高だと言ってくれる事を目指して作った。」

と言ってました。

 

WR250R/Xの取っ付きにくさ、ユーザー置いてけぼり感のあるこだわりを見ればその信念が見て取れますね。

それでもソコソコ売れてるってことは

その造り込みがツボにハマって「最高だ!」と思った人が居て、「最高だ!」と言って価格を気にせず買って、不評をほとんど聞かない辺り「最高だ!」と言いながら走ってるんでしょうね。

WR250

実際WR250R/Xは内外の同業者にも比較的多く選ばれてるそうです。同業者が認めるって最高の評価ですよね。

 

 

余談

WR250R/Xをデザインしたのは勿論GKデザインなんですが、実は2009~のYZF-R1をデザインした坂田さんという方がデザインされたんです。

細いマフラーやゼッケンを貼るための広いリアフェンダーなどはリアスライドさせた時に栄える様に創意工夫されたデザイン。曲がるときに一番栄えるデザインというのはR1も同じです。

造りもデザインもR1と同じ。市販する事を気にせず好き勝手に作ったというのもR1と同じ。

「オフロード界のR1」

というのはただのセールスコピーではなく、本当にそうだから付いたんでしょう。

 

エンジン:水冷4サイクルDOHC単気筒
排気量:249cc
最高出力:31ps/10000rpm
最大トルク:2.4kg-m/8000rpm
車両重量:134kg(装)

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系譜図

wr250r 2007年
WR250R(3D7)
wr250x 2007年
WR250X(3D7)

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