GSX-R1000の系譜

GSX-R1000(K7/K8)-since 2007-

K7

四代目R1000のK7/K8

あの重ねあわせたカウルは更にまとわりつくような有機的なデザインへと進化。スズキがここまでカッコいいカウルデザインをすると誰が予想できただろう。

ライト形状は先代の尖った形状から一転し、丸みを帯びた菱形でよりヒール感漂う顔つき。

 

基本的な構造は先代ベースのブラッシュアップモデルな感じ。

馬力は更に上がって185馬力に。ただ先のリコールの影響もあってか車重が+6kgされてPWRは0.93と先代比+0.01とほぼ変わらず。モードセレクターが付いたのもこのモデルからです。

 

なんで+6kgかってのはこれを見れば分かる。

07R1000車幅

本当にまさかの二本出しマフラーSAES(Suzuki Advanced Exhaust System)

当時は

「GSXも次こそセンターアップマフラーかなー」

とか言われてたから腰を抜かした人も多いと思う。大きなキャタライザーもあって約13kgと結構な重量。

重そうな見た目の二本出しマフラー、そして油圧クラッチに変わった事からツアラーみたいと言われたり、逆にドストライクだと言われたり賛否両論だった。

これは規制に対応すべく施されたわけだけど、敢えて苦言を言わせてもらうとちょっとコレはズルいよね。だってこれはどう見ても

「後から自分で好きなチタンマフラーに変えてね。これは車検用です。」

って言ってるようなもんだから。

K7フレーム

実際K7/K8はフルチタンマフラーに変えるだけで10kg以上の大幅な軽量化になってPWRがまた化物じみた事になるんだから。規制対処への時間が取れなかったのかな。

 

K7/K8はマフラーの一件とK5/K6から重量が増した(といっても乾燥重量で172kgしかないんだけど)事からあんまり話題に上らず人気が無いような感じ。

K7カタログ

でも知ってましたか、このK7/K8が世界で高い評価を得ていた事を。

シャーシとサスペンションとホイールベースのバランスが完璧でハンドリングが素晴らしいとアチコチで褒められました。それこそスズキからお金貰ってるんじゃないかと思えるほど。

K7壁紙

あの何にでもランク付けして悪いバイクは味噌糞に叩くMotorcyle.comでも2008年BESTモーターサイクルで第六位入賞。これはGSX-R1000としては最高位だったり。

 

 

それと言い忘れてましたがこのK7から出力モード切り替え機能S-DMS(Suzuki Drive Mode Selector)が付いてます。今では珍しくない出力切り替えですが当時としては非常に珍しかった。

S-DMS

そして何故この機能を付けたのかというと先代の開発がキッカケ。

 

先代を開発している中でのコーナーフィーリングについてテストライダーから意見を聞いたところ

「もっとアグレッシブなフィーリングが欲しい」

と言うテストライダーと

「もっとコントローラブルなフィーリングが欲しい」

と言うテストライダーで意見が真っ二つに割れたから。

2008GSX-R1000

この結果を見た開発陣が

「じゃあもう両方味わえるようにしよう」

としてセカンダリースロットルバルブ(ライダーのアクセルワークを補助する見えないアクセル)を活用し

・アグレッシブなコーナーフィーリングを楽しめるA
・中道に位置するノーマルのB
・コントロール性を高めたC

という3つのモードを付けたというわけ。これもK7/K8が高く評価された理由の一つです。

エンジン:水冷4サイクルDOHC4気筒
排気量:998cc
最高出力:185ps/12000rpm
最大トルク:11.9kg-m/10000rpm
車両重量:172kg(乾)

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系譜図

K1/K2 2001年
GSX-R1000(K1/K2)
K3/K4 2003年
GSX-R1000(K3/K4)
K5/K6 2005年
GSX-R1000(K5/K6)
K7/K8 2007年
GSX-R1000(K7/K8)
K9/L0/L1 2009年
GSX-R1000(K9/L0/L1)
L2 2012年
GSX-R1000(L2)
L7 2017年
GSX-R1000/A/R(L7)

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