VFRの系譜

VFR750R(RC30) -since 1987-

VFR750R

アメリカのレースに参加するために作られたワークスレーサーRVFレプリカ。
RVFというと後に紹介するRC45が一般的に有名だけど、元々SBKという世界レースでホンダはRVF750というワークスレーサーで戦い、二連覇していた。
そのRVFを忠実に再現しアメリカの方で連覇していたレース(AMA)でのレギュレーションに合わせたのがこのVFR750R/RC30だ。

foggyhonda

FRPカウル、チタンコンロッド、クロームモリブデン浸炭鋼製のカムシャフト・・・ホモロゲーションモデルというと、レースに使うベースバイクという感じだが、これはレースバイクに保安部品を付けただけと言った方が正しい。
少し弄るだけでレースで勝てるポテンシャルを持っている。

foggyhonda

上で「レースに参加するため」と銘打って言っているけど、実は本多LPL(ラージ・プロジェクト・リーダー)が「公道を走れるRVFを作りたい!」と懇願して作ったという逸話がある。

そんな技術者の自己満足が通るはずもなく営業サイド側からの猛反対に合いお蔵入りが決まったんだけど、コッソリと技術者達で話を進めてた。

そして満を持して営業を飛び越え当時のホンダ社長へ直談判。するとその熱意に押されたのか社長独断のOKサインが出て発売へこぎ着けたというドラマの経緯。
全世界1000台限定で価格も当時最高値の148万円(今で言うなら400万前後くらい)だったが抽選が行われるほどの人気で即完売。バブルですねぇ・・・

RC30

有名な技術者の拘りの1つとして、マフラーレイアウトがある。
片持ちスイングアームが特徴的だけど、これはレースにおいてタイヤ交換をスピーディーにするためにそうしている。でもこれはレースでの話。

(一応)市販車のVFR750Rも同じレイアウトをしている。これは実はとっても凄いこと。
何故かというと市販車だから当然ながら厳しい騒音規制がある。測定方法はマフラーのエンドバッフル(排気が出てくる所)から。
チェーンドライブの場合、チェーンのノイズも拾われてしまい騒音が大きくなってしまうためメーカーは先ず絶対と言っていいほど「右出し」にする。

honda RC30

ところがRC30は市販車も左出し。何故そうまでして左出しに拘ったのか?
答えは簡単「左出しにしたほうがプロアームが栄えるから」・・・そりゃ経営サイドから門前払いを食らうわけですよ。

エンジン:水冷4サイクルDOHC4気筒
排気量:748cc
最高出力:77ps/9500rpm
最大トルク:7.1kg-m/7000rpm
車両重量:180kg(乾)

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系譜図

VF750S/M 1982年
VF750セイバー/マグナ(RC07/RC09)
VF750F 1982年
VF750F(RC15)
VF1000R 1984年
VF1000F/R(SC16)
VFR750F 1986年
VFR750F(RC24)
VFR750R 1987年
VFR750R(RC30)
RC36 1990年
VFR750F(RC36)
NR 1992年
NR(RC40)
RVF 1994年
RVF(RC45)
VFR前期 1998年
VFR(RC46前期)
VFR800 2002年
VFR(RC46後期)
VFR1200F 2010年
VFR1200F(SC63)
VFR1200X 2012年
VFR-X Crosstourer(RC60/SC70)
VFR800F 2014年
VFR800F(RC79)
VFR800X 2014年
VFR800X(RC80)

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