S1000RRの系譜

S1000RR(K46)-since 2015-

2015年式S1000RR

S1000RRとしては初となるフルモデルチェンジ。

スペック的に言えば2kgの軽量化と6馬力アップで199馬力というどちらかと言えば小規模なものだけど、ヘッドやシャフトといったエンジン周りやフレームに見直しが入っている。

でも一番は電子制御系の性能向上かな。というかもう熟成の域なんですね。S1000RRフレーム

S1000RRに限った話じゃなくトラコンとABSが付いてる車種がサーキットで猛威を振るってる。

なんかR1でも言ったんですけどもうガチガチでコケるほうが難しいほど。電子制御のおかげで(せいで?)サーキットがテレビゲーム状態になったとまでいわれてます。

 

あと外見も変わりましたね。そう顔。

2015S1000RRフェイス

ラムエアダクトをかなり大きく取りつつも左右非対称はそのままに目が逆に・・・若干アシンメトリーが弱まったかな。

試しにシンメトリーにしてみると

シンメトリーS1000RR

コレもコレで変っていうか普通だな・・・

 

さて話を戻して

このモデルもグレードは2つ用意されてたんだけど先代と同じく日本に入ってきているのは上位グレードのみ。

先代のHP4に付いてた電子制御サスペンションやオートシフターなどを装備したモデルでお買い得なHP4と言えるグレード。

更に嬉しいことにこのモデルからは日本向けも最初からフルパワーモデル(199馬力)となりました。

2015s1000rrデュアルエンドマフラー

その代わり日本に入ってくるのもフルパワー車と同じ新設計のデュアルエンドマフラーでアクラポビッチは無しに。(嬉しいんだか悲しいんだか)

 

そういえばS1000RRはBSB(イギリス国内レース)で清成龍一選手が2014年に年間二位になりました。2015年も継続参戦です。

清成龍一BSB

SHOEIのX12の龍が描かれたヘルメットの人、雨の清成といえば分かるでしょうか。

 

さてBMWといえどやはりレースからしばらく(というか大分)離れていただけあって、ドカティやアプリリアやカワサキ等がワークス参戦している最高峰の市販車改造レースのSBKでは苦汁を飲まされる結果となってしまいました。

しかしS1000RRをモデルチェンジしてきたということはレースを諦めていないとみていいでしょう。

2014年時点ではハッキリ言って空気。ここからモデルチェンジした新型のS1000RRで名門がどこまで昇り詰める事が出来るのか見ものですね。

 

 

最後に小言。

何度も言ってますがS1000RRはアシンメトリー(左右非対称)です。

2015S1000RRサイド

心理学では人間はシンメトリー(左右対称)なものを見ると安心感を持ち、アシンメトリー(左右非対称)なものを見ると不安感や違和感を感じるようになってるそうです。

だからバイクは勿論のこと、車などでもアシンメトリーな顔というのは普通はタブーに近い行為。(厳密に言えばバイクは全部アシンメトリだけどね)

それでもBMWがアシンメトリーデザインを貫き、人気が出たのはS1000RRがタブーを跳ね除ける程の物を持っているからに違いない。

2015S1000RRリア

ホンダの鈴木常務が

「BMWやハーレーやドカティみたいな他の人に見せる盆栽バイクはホンダには無理」

とインタビューで語って話題になりました。

否定的な意見が多かったんですが、出て数年で大きな実績も無いS1000RRが並み居る古参SSを押し退け話題の中心になったというのは事実です。

これはスペックが凄かったというのは当然ですが、他にも(悔しい話ですが)BMWが持っていて日本メーカーが持っていないブランド力によるものかと。

BMW

言葉が悪いかもしれませんが、優れてる所は貪欲に盗み独自進化させるという日本メーカーの十八番の様な事を歴史もブランド力もあるBMWがやるって反則な気が・・・ゲルマン魂恐るべしです。

エンジン:水冷4サイクルDOHC4気筒
排気量:999cc
最高出力:199ps/13500rpm
最大トルク:11.5kg-m/10500rpm
車両重量:175kg(乾)

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お知らせ|更新履歴

系譜図

S1000RR

2009年
S1000RR(K46)

S1000RR

2012年
S1000RR/HP4(K46/K42)

2015S1000RR

2015年
S1000RR(K46)

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