バイクトリビア

バイクが売れなくなった理由と免許制度緩和の動き

JAMAバイク販売台数

最近になってバイクの販売台数の落ち込みっぷりがネットニュースなどでチラホラ出るようになりました。

この理由については様々な理由があったり言われてたります。

・車体価格の高騰

・規制による去勢

・3ない運動の弊害

・日本の四輪史上主義な道路事情

などなど。

しかしバイクの販売台数落ち込みの最もたる原因はやはり2006年末から開始された二輪の駐車違反の民間委託による厳罰化です。

駐禁件数

今お読みの方の中でも身を持って経験した人も多いことと思われます。

民間委託ということは"駐禁の切符を切ることがお仕事"な人ということですから容赦無いわけです。

日本の販売台数推移

駐輪場が整備されていないにも関わらずモリモリ駐禁を切った結果、バイクはコミューターとしての地位を失いました。特に比較的簡単に免許が取得できる原付一種、街乗りに最適な250ccなどの軽二輪の販売台数が半分以下に激減。

保有台数

これらはバイク業界にとって販売台数の大多数を占めるカテゴリなだけに全体の販売台数で見るとわずか数年で半分ほどに。

「最近は原付すら高いなあ」

なんて言われますが、それは昔ほど販売台数が伸びない事が要因の一つだったりするわけです。

駐禁件数

幸い、メーカーや二輪関係団体そしてライダーの署名活動による自粛の訴え、駐輪場の増加、そもそもバイクに乗らなくなったという複合的な要因で減少傾向です。

しかし無くなったわけではありませんし、もう離れてしまったバイク乗りが戻ることは難しいでしょう・・・駐禁については「駐車違反取り締まりに大きな地域差」もどうぞ。

 

 

 

しかしそんな中、2014年に経済産業省が掲げる"国の産業政策"にバイクが選ばれた事をご存知でしょうか。

まあ世界のバイクシェアのうち日本の列強バイクメーカー四社(ホンダ・ヤマハ・スズキ・カワサキ)で約半数を占めてますからね。日本じゃなくて世界のですよ。凄いですよね。

二輪車のロードマップ

これがそのロードマップなんですが、注目して欲しいのは赤線の部分。

 

「2020年目標:国内販売100万台」

 

と書かれています。ミソなのは"国内生産台数"ではなくて"国内販売台数"ということ。

100万台と言われてもピンと来ない人のためにこれまでの国内販売台数をもう一度載せてみましょう。

ちなみにピークはバイクブーム真っ只中だった1982年の327万台。

原付スクーターやレジャーバイクが自転車感覚で売られ、カタナやRZ250/350、Z400FXそしてCBX400Fなど挙げ出したらキリがないほど市場が加熱し名車が生まれてました・・・いやいや昔話に花を咲かせる所ではなかったですね。スイマセン。

二輪販売台数

そんなバイクブーム時の327万台に対して今(2014年)はというと41万台です・・・100万台どころか50万台もいってません。更に言うなら2015年は速報値の時点で2014年より悪化してます。。。

 

こんな状況で100万台販売なんて無理なのは誰の目から見ても明らか。

そこでメーカーや二輪団体は目標達成のための打開策を幾つか提案しています。

・高速道路の料金を安くしろ

・ETC助成金を二輪にも出せ

・エコカー補助金をバイクにも適用しろ

・駐輪場もっと作れ

などなど。

中にはETC助成金など既に実現されてた物もありますが、中でも注目したいのが

・小型二輪を簡易化して

 

という正に死中に活な打開案です。

日本の二輪免許制度

現状二輪免許制度はこのようになっているんですが、それを

二輪免許制度案

こうしてくれって言ってました。最初は。

しかし流石にそれは無理と判断したのか”小型限定をもっと簡易化してくれ”という案に変わりました。

下記は自工会が提案した新しい小型二輪の教習プログラムです。

小型二輪簡易化

駐禁問題があるとはいえ燃費、走行性能、維持費全てとっても日本に非常にマッチした乗り物であることは疑う余地もない上に、実は最短でも3日掛かる現在の教習生度でも小型限定を取る人は年々増えてるんです。そんな中でもし最短2日で取れるようになれば爆発的に増えること間違い無し。

125バイク

そして125のスポーツモデルに乗ったことがキッカケでバイクに目覚め400や大型にステップアップする人も出てくるでしょう。

 

 

メーカーも団体もこの小型免許の簡易化を

「これくらいしないと国内販売100万台なんて無理だ」

と国策100万台を強みに発破をかけてるわけですね。最近免許制度の簡易化の話が強く聞こえてくるのはこの事があるから。

 

 

 

じゃあ何でなかなか実現しないのか?

警察庁

それは免許の管轄が警察庁だからです・・・小型二輪の免許制度緩和について何年経っても非常に難色を示し検討に留まっています。縦割り社会ここに極まれりです。

原付一種が居なくなると色々と不都合なんでしょうね。

 

あと免許制度の緩和と言えば普通二輪免許の600cc化を望んでいる人も多いかと思いますが、残念ながらそっちの方はほとんど脈なしと思ってもらったほうがいいと思います。。。

 

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