690DUKEの系譜

690DUKE -since 2016-

三代目690DUKE

2016年にモデルチェンジしDUKE5となりました。

またまたフルモデルチェンジ。ホイールがRと同じものになりましたが、それよりエンジンがまた全面的に変わりました。

2016LC4

具体的に言うとただでさえビッグボアショートストロークなのを更にビッグボアショートストローク化。そしてヘッドカバーをマグ化しバルブを吸気直打、排気ローラーロッカーアームに変更。これらのおかげで馬力が更に上がって遂に74馬力に。もういいでしょと言いたくなりますね。

DUKE5ヘッド

でもヘッドにもバランサーが付いたことで馬力は上がってるんだけど過激になったというより更に調教された特性になりました。

サスのオフセットも減らしてトレール幅を増やしたしもう本当にネイキッドになりましたね。いやストファイかな。ここまで来るとビギナーが普通に乗ってもLWSとして楽しめるでしょう、マニアは690SMC(スーパーモトコンペティション)を買えって事か。

DUKE5r

R仕様はお馴染みオレンジホイールにBremboモノブロックキャリパー、WPフルアジャスタブルサスペンションを装備。更にリーンアングル・センサー連動ABS、トラコン、スーパーモト・モードといったOPを標準装備。DUKE5ボディ

まあ何度もいいますがあくまでもそれまでのDUKEシリーズに比べたら調教されたというわけで、他社と比べたらそれでもぶっ飛んだ特性を持っているのは相変わらず。

 

ちなみにこんなにピークパワーを追求して軽いLC4エンジンの耐久性を疑問視する人が居るかもしれないけど、これも元がエンデューロ用という事で非常にタフに作られてて、KTM自身も最低10万キロは持つように設計をしてる。

ダカール・ラリー ウィナーリスト

しかもそのLC4と同じ技術で作られているRALLYでKTMはダカール・ラリーにおいて無類の強さを発揮していたり。だから信頼性は証明されてます。

ただ軽量化の一環としてウォーターポンプのインペラがクランクと表裏一体で直結してるので劣化とともにエンジン内にクーラントが入っちゃうっていう持病というか問題点があります。

少し入ったくらいではなんともないタフさを持ってはいますが、放置しておくと大変なので買う人や買ったはラジエーター液の水位に注意してね。

2016duke

終わりに・・・

今シングルエンジンで最大排気量となってるのはこのKTMのDUKEを始めとしたLC4エンジンです。というかシングルエンジン、特に大型ロードスポーツはもう死滅状態です。

日本メーカーも過去にはホンダGBやヤマハSRXといったシングルスポーツはありましたがメーカーもそして消費者も多気筒化に流れ消えてしまいました。

KTMデューク

これは思うに

・カタログスペックで見た場合どうしてもマルチに引けを取る。

・シングル感(鼓動感)が騒音規制に引っ掛かってまうので出しにくい。

・軽さが絶対なシングルスポーツだが軽くするにはアルミやマグといったコスト増に直結する素材を多用しないといけない。

・割に合わない(シングル=安いという消費者の意識)

といった問題点を抱えてるからだと思うわけです。

 

ただそれでも地をはうように出し続け、今となってはシングルスポーツの代名詞とも言えるほどになったKTMのDUKEシリーズ。

SUPERDUKE1290R

最近ではRC8のVツインエンジンを積んだSUPER DUKEなるものを出し世界で絶賛されていますが

「DUKEと言えば690、DUKEと言えばシングルスポーツ」

DUKEシリーズ

このままビッグシングルスポーツの道を極めていって欲しいものです。

 

 

エンジン:水冷4サイクルSOHC単気筒
排気量:690cc
最高出力:73ps/8000rpm
最大トルク:7.5kg-m/6550rpm
車両重量:148kg(乾)

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お知らせ|更新履歴

系譜図

デューク1

1994年
620DUKE

デューク2

1999年
640DUKE

デューク3

2008年
690DUKE/R

デューク4

2012年
690DUKE/R

デューク5

2016年
690DUKE/R

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